• Author西谷修/著
  • Publisher講談社
  • ISBN9784061593428
  • Publish Date1998年0月

戦争論

20世紀の戦争は地球を覆う全面戦争と化し、世界を一つの運命共同体とした。冷戦終結後も湾岸戦争に見られたように、戦争は従来の国家の枠を超えて世界化する。一地域の抗争があらゆる国の利害を絡め、いかなる国をもその局外に立たせないのである。クラウゼヴィッツからバタイユ、レヴィナスへと戦争の思考をたどり、臨界に達した西欧近代の「黙示録後」の世界を現代史の時間軸に沿って考察する。

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