円高を克服して好況を続ける日本経済の下で、マネーゲームに明け暮れ、繁栄に酔いしれる人々を、リクルート疑惑が震憾させた。さらに史上最大のソウル五輪に沸く人々を、天皇の大量吐血が直撃した。以後、国内は急速に「自粛列島」と化し、人々は「激動の昭和」へ想いをはせつつ、終焉の日を迎えた-。