北の大地に移り住み、自分の子をその手で取り上げた両親の思い出。いままでに出会った、思い出深い人たちとの心温まる交流。極貧の中で育った少年期から、作家になろうとあがいた青春期。そして、自分の美学を持って生きることの大切さ。心がホッとする感動が、この中にいっぱい詰まっています。JR車内誌に連載された涙なしでは読めない、58篇の感動エッセイ。