「四流高校生」と自嘲する16歳の少年ケージュンは、自分にはしょせん明るい未来も夢もない、と自分の運命を淡々と受け入れているのだが…。おれの目的地はどこだろう。そこには誰がいるんだろう。第51回講談社児童文学新人賞受賞作品。