大分県・楊志館高校の2年生で、同校の野球部マネージャーだった大崎耀子さんは、"あっこ"と呼ばれ、多くの部員に慕われていた。だが2007年6月に上咽頭がんが見つかり、すでに進行していると知らされる。自らはがんと闘いながらも、甲子園を目指す野球部員たちを応援する、あっこ。「絶対に、あっこを甲子園に連れていく」これがナインの合い言葉となっていた。そして、2008年の夏。あっこは、がんの治療をやめ"最後の夏"を仲間と一緒に生きることを決断する-。