糖質制限のカリスマDr.江部康二先生の高雄病院では、14日間の糖尿病改善教育入院プログラムとして「糖質制限給食」を実施している。昨今のブームで、「糖質制限食治療」を実践しようとする患者さんは増える一方である。しかし、自己流「糖質制限」は、なかなか血糖値が下がりきらないうえ、様々な危険を伴うことさえあるという。そこで本書では、高雄病院で実際に行われているプログラムやレシピを完全公開する。
著者の1冊目の『糖尿病・肥満を克服する 高雄病院の糖質制限給食』では、最も品数が多く、自宅でのニーズも多いであろう晩ごはんのみを紹介していました。
しかし、読者葉書のアンケートでは、「夜だけではわからない。朝、昼も通しで紹介してほしい」との声が後をたちません。 2冊目の『糖質制限ダイエット~』では、昼の給食をいくつか紹介しましたが、いわゆる1日を通して紹介するものはまだやっておりません。
本来、高雄病院では、14日間の糖尿病改善教育入院プログラムとして「糖質制限給食」を実施しています。昨今のブームで認知度も高まり、全国から「糖質制限食治療」を目的とした、教育入院希望者が後を絶ちません。自己流「糖質制限」は、なかなか血糖値が下がりきらないうえ、様々な危険を伴うことさえありえます。
現在、雑誌などで“糖質制限は危険”とあおる記事がありますが、間違ったやり方をすれば危険を伴うのは当たり前で、正しく行う方法を今一度強く提案するのもひとつかと思います。
教育入院の基本プログラムは14日間で、14日間あれば現状から改善する人がほとんどです。
本書では、高雄病院に教育入院した場合の基本プログラムを紹介したうえ、最もオーソドックスな14日間の朝・昼・晩「糖質制限給食」レシピを紹介するものとします。
構成方法は、高雄病院に入院した人が踏んでいく段取りのとおり紹介し、自宅にいながらまるで高雄病院に教育入院したかのような感覚が得られるよう進めていきたいと考えます。