『東大合格生のノートはかならず美しい』シリーズ(文藝春秋)で50万部のベストセラーを放った太田あや氏が伝える、親子で「ノート力」を身につける方法。【約束1】ノートは、自分のために書こう【約束2】文字は、ていねいに書こう【約束3】心が動いたことを書こう【約束4】色は3色、ルールを決めよう【約束5】2本のラインで区切ろう【約束6】プリントは、ノートにはろう。実際の「東大合格生ノート」をもとに徹底解説!
中学、高校(進学校でも!)で授業の内容をノートに書くことができない、ノートを活用して勉強ができない生徒が増えています。『東大合格生のノートはかならず美しい』シリーズ(文藝春秋)で50万部のベストセラーを放った太田あや氏が、小学生と小学生のお子さんを持つ保護者に向け、基礎学力を伸ばすヒントを授けます。
●ノートを書くときの6つの約束●
【約束1】ノートは、自分のために書こう/ノートを書くのは、先生のためでも、ご両親のためでもありません。まさに自分が学んだことを復習し、知識を身につけるために書くのです。
【約束2】文字は、ていねいに書こう/小学生の低学年の時期は、いずれ自分に役立つノートを書くための準備期間。罫線を意識しながら、とめ、はね、はらいに気をつけ、一文字一文字、ていねいに書くことからスタートします。
【約束3】心が動いたことを書こう/黒板に書かれたことだけをノートに書くのではありません。板書はしなかった先生の話、友だちの意見、それらを聞いて自分で考えたこと……。自分の心の動きを記すという習慣をつけます。
【約束4】色は3色、ルールを決めよう/カラーペンは書く作業を彩ってくれるもの。低学年は色を自由に使ってもいいのですが、高学年以降は、色は大切な部分を目立たせるために使っているということを意識していきます。
【約束5】2本のラインで区切ろう/ノートのどの部分に何を書くのか、整理して使いこなすのは至難の業。まずはノートに書くべき項目を洗い出し、配置する場所を決めてしまいましょう。そのうえでノートにラインを引いて分割し、適した場所に書いていけばいいのです。
【約束6】プリントは、ノートにはろう/先生から配られたプリントが整理できない児童は多いです。そんなときは、ノートに貼ってしまいましょう。なくすこともなく、見直しも一度に出来て便利に!
このほか、学年別、教科別に、豊富に集めた「東大生が小学生だったときノート」を例にあげながらノートづくりを徹底解説するほか、親子で「ノート力」をアップするヒントのつまった東大合格生親子のインタビューも掲載。
「小学生のころに、書くことが楽しいと感じたり、書くことで知的好奇心が満たされる経験をすることで、『ものを書くことをいとわない子』に育てることができます」(太田あやさん)