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  • 著者マイケル・C.コーバリス 鍛原多惠子
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062579520
  • 発行2015年12月

意識と無意識のあいだ / 「ぼんやり」したとき脳で起きていること

ぼんやりしているときほど脳は活発に働いていた!
記憶、創造性、共感力を支える「陰の脳活動」とは?
研究によると、私たちの心は日中のほぼ半分はどこかをさまよっているといいます。なにか特定の物事に集中していない、いわゆる「ぼんやり」した状態です。この「ぼんやり」した状態のとき、意識的にするのとは異なるしくみで脳が活性化し、膨大な記憶が整理され、創造性や共感力が育まれることが、最新の脳研究や心理学実験から分かってきました。これは、人間だけが持つこのユニークな脳と心のメカニズムといえます。マインドワンダリング、デフォルトモードネットワークなど、今、脳科学・心理学で注目を集める新たな脳と心のメカニズムを、この分野の研究の世界的第一人者が解き明かします。
”ふとぼんやりしていたことに気づくと、自分は集中力に欠けるのではないかと引け目を感じる。厄介なことに、私たちは何かに注意を向けた状態と、別のことを考える状態を行き来するように生まれついている。このぼんやりした状態を「マインドワンダリング」と呼ぶ。本書では、マインドワンダリングには多くの建設的で適応的な側面があり、たぶん私たちはそれなくしては生きていけないことを示していこう。”(「はじめに」より)

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