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  • 著者田中英高
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062597739
  • 発行2013年4月

起立性調節障害がよくわかる本 / 朝起きられない子どもの病気

子どもが思春期になってから「朝、なかなか起きられなくなった」「遅刻や欠席を繰り返す」「午前中、ずっと調子が悪い」……。その症状、もしかしたら起立性調節障害かもしれません。一般には、まだあまり知られていない病気ですが、全国でなんと約70万人の中高生が発症しています。医療機関で調べても特に異常がなく、親や教師から仮病とみられてしまったり、場合によっては、そこから不登校や引きこもりにつながったりするケースも多くあります。
 本書では、症状の見極め方から診断法、治療法、日常生活の注意ポイントまでを専門医がイラストでわかりやすく解説。保護者、教育関係者必読の1冊です。
【本書の主なポイント】
*起立性調節障害(OD)は体の機能を調節する自律神経系の病気
*立ち上がった時に、脳血流の低下が起こり、めまいや頭痛などの症状が現れる
*思春期(中高生)に起こりやすく、精神的なストレスで症状が悪化する
*うつ病と間違われることが多いが、うつ病の薬で症状が悪化することもある
*周囲の無理解でいじめや不登校の原因になっていることも
*体調不良に気づいたら、中高生でも内科ではなく、まずは小児科を受診
*血圧低下や脈拍数の増加の傾向で四つのサブタイプに分かれる
*重症度を判定し、心理的ストレスに応じて治療法を決める
*日常では、生活動作を工夫し、水分や塩分を多めにとる

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