仔馬のブロンディは、長く美しいたてがみを持つポニー。王室の一員になることを夢見ていますが、体が小さいので、ほかの馬から馬鹿にされていました。ある日、王室のパレードが行われることになり、ブロンディもそのメンバーに選ばれます。興奮しすぎたブロンディは自分のたてがみに脚をとられ、つまずいてしまいます。大衆の面前で恥をかいたブロンディでしたが、ラプンツェルが駆け寄り、ブロンディのたてがみをかわいらしく三つ編みにしてくれたのです。ラプンツェルの目に留まり、周囲から注目を集めたブロンディは、こうして王室にペットになりました。かつて長いブロンドの髪をもっていたラプンツェルが短い茶髪になってしまってさびしい思いをしているのではないか、というブロンディの思いやりの心が通じたのかもしれません。いまや、「お城の」ではなく、「ラプンツェルの」誇り高いロイヤルペットなのです。