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  • 著者適菜収
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062727846
  • 発行2015年11月

ミシマの警告 / 保守を偽装するB層の害毒

三島は時代のいかがわしさに吐き気を覚えていた。なぜ今の日本はおかしくなったのか? なぜ世の中バカばかりなのか? そういう疑問を持ったとき、三島が残した厖大な量の評論は非常に参考になります。だから、三島の言葉を振り返りながら、今の世の中、ひいてはわれわれの思考の土壌について考えてみようというのが本書の趣旨です。
 近代大衆社会がどのような形で暴走し、どのような形で行き詰まるのか(中略)その兆候をすばやく察知し、わが国の現状に警告を発したのが、作家の三島由紀夫(一九二五~七〇年)です(中略)三島は自衛隊市ヶ谷駐屯地でクーデターを促し、割腹自殺しています。(中略)
 三島は時代のいかがわしさに吐き気を覚えていた。 
 なぜ今の日本はおかしくなったのか?
 なぜ世の中バカばかりなのか?
 そういう疑問を持ったとき、三島が残した厖大な量の評論は非常に参考になります。
 だから、三島の言葉を振り返りながら、今の世の中、ひいてはわれわれの思考の土壌について考えてみようというのが本書の趣旨です。(「はじめに」より抜粋)

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