• 著者高田崇史
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062771443
  • 発行2012年1月

カンナ 飛鳥の光臨

伊賀忍者の末裔にして、出賀茂(いずかも)神社のお気楽跡取り・鴨志田甲斐(かもしだかい)。しかし、その平穏は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦(そがのおおおみうまこでんりゃく)』の盗難によって破られる。謎を追って、現役東大生のアルバイト巫女・貴湖(たかこ)と飛鳥へ向かった甲斐は、そこで密室殺人事件に巻き込まれ……。(講談社文庫)
「蘇我一族と天皇の関係」「聖徳太子の謎」「大化の改新の真相」……
歴史は常に勝者によって記される。しかし、敗者が書いた歴史書が、一冊だけ残されているとしたら?
この国へのまなざしが変わる、待望の新シリーズ!
伊賀忍者の末裔にして、出賀茂(いずかも)神社のお気楽跡取り・鴨志田甲斐(かもしだかい)。しかし、その平穏は、秘密の社伝『蘇我大臣馬子傳暦(そがのおおおみうまこでんりゃく)』の盗難によって破られる。謎を追って、現役東大生のアルバイト巫女・貴湖(たかこ)と飛鳥へ向かった甲斐は、そこで密室殺人事件に巻き込まれ……。日本の歴史へのまなざしが変わる、新シリーズ開幕!
「奇跡的に難を逃れ、『蘇我大臣馬子傳暦』は後世に伝わりました。しかしそれは、ある種の人々の間の秘伝とされ、表に出ることは決してなかったのです。それはそうでしょうな。もしもそんな物を所蔵していることがあからさまになろうものなら、おそらく一族皆殺し――」――<本文より>

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