• 著者椰月美智子
  • 出版社講談社
  • ISBN9784062776707
  • 発行2013年10月

市立第二中学校2年C組 / 10月19日月曜日

8時09分、瑞希は決まらない髪型に悩み、10時24分、貴大は里中さんを好きになる。12時46分、遠足のグループ決めで内海がひとりあぶれ、12時59分、みちるはどうしても嫌いな人に嫌と言えない――。中2思春期、やっかいだけど輝いている、それぞれの事情。野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞者が描く、「今日」の「この時間」。誰もがかつて、そして今、2年C組の誰かだった。
8時09分、瑞希は決まらない髪型に悩み、10時24分、貴大は里中さんを好きになる。12時46分、遠足のグループ決めで内海がひとりあぶれ、12時59分、みちるはどうしても嫌いな人に嫌と言えないでいる――。
中2思春期、やっかいだけど輝いている、それぞれの事情。
野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞受賞者が描く、一人一人の「今日」の「この時間」。誰もがきっと、かつて、そして今、2年C組の誰かだった。
朝は、いとも簡単にやってくる。
しかし、連続のように思える日々も、新しい一日は、それだけで特別な一日だ。
今日の次は、必ず明日がやってくる。
そして明日になれば、今日が昨日になっていて、あくる日には、また新しい明日が訪れる。
今日が昨日とちがうように、明日も必ずちがった一日となる。

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