小さいころからフィギュア・スケートを習ってきた小学6年生の春野かすみ。5年生の冬にお父さんが事故で亡くなってからというもの、得意のジャンプがうまく跳べなくなってしまう。優勝を求められた地方大会でも大失敗し、経済的な理由もあって、もうスケートを続けられないと思っていた矢先、引っ越し先で出会ったおばあさんに頼まれて、無料開放日のスケート・リンクに行くことに。リンクの上で、かすみは久しぶりにジャンプの感触を取りもどす。そこで、突然、男子ジュニアの全日本チャンピオンから話しかけられて--。
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