巨大災害に直面した『日本沈没』の作者は、この私たちの体験を風化させないためにという祈りを込め、責任感に突き動かされるように、その全貌の記録と総合的な解析を一年間にわたり精力的に行った。阪神・淡路大震災の歴史的ルポにして、未来への警鐘を鳴らす名著。単行本未収録「阪神大震災の日 わが覚書」他を巻末に収録。