東北地方太平洋沖地震以来、液状化被害の実態がより広く知られるようになった。このような巨大地震に対する液状化対策は、対象となる地盤上のどのような構造物があるのか、その使用目的は何か、どの程度のコストをかけられるのかなど、さまざまな観点から検討する必要がある。本書では、第一線で活躍する技術者が、液状化のメカニズムと、被害防止・修復のための実際的な対策工法を、事例を示しながら解説する。