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  • Author竹田恒泰
  • Publisher小学館
  • ISBN9784093881920
  • Publish Date2011年6月

原発はなぜ日本にふさわしくないのか

原発には愛がない。「親日・脱原発」への道
これまで日本人は元寇、明治維新、日露戦争、敗戦など幾度もの国難を君臣一体となって乗り越えてきた。人類史上最大級の東日本大震災でも、取り乱すことなく、他者を思いやり、整然と行動する日本人の姿を世界は賞賛した。明治天皇の御製「しきしまの大和心のををしさは ことある時ぞあらはれにける」のとおり、日本人の「雄々しさ」はこの未曾有の惨禍さえ乗り越えるはずだった、原発事故さえなければ…。
日本を覆った放射能による暗雲は、悲しいかな、国民の雄々しさを以てしても晴らし難いのだ。
そもそも神々の「国産み」によってできたという神話を持つ我が国に、「神々の領域を冒した存在」である原子力発電はそぐわなかったのだ。なぜかこれまで、「保守=原発賛成、左翼=原発反対」であったが、先入感を排して考えてみよう。
「原発には愛がありません。本来、保守主義者であれば、日本の国柄に合わず、陛下の宸襟(しんきん)を悩ます可能性のあった原発には反対すべきだったのです」--環境問題の専門家でもある皇統保守の著者が、「親日・反原発」という新たな視点から日本と原発を語る。
【編集担当からのおすすめ情報】
先日ある会合で前の席におられた保守論壇の大御所が私にこう言われました。「私は原発に反対すべきだと思うのだが、原発に反対すると、おそらく保守派から総スカンを喰うでしょう…」。それほど保守=原発賛成・推進という固定観念が根強いようです。そんな状況下で、保守どころか「皇統保守」を唱える竹田恒泰さんが「原発反対」を説くことには大きなインパクトがあると思います。日本及び日本人の素晴らしさと原発がいかに相容れないか、きっと目からウロコが落ちる感覚に至ると思います。「反日・反原発」というサヨクに対して「親日・反原発」という保守の立ち位置があっても良いはずです。虚心坦懐に竹田さんの原発論を読んでみてください。

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