神の前で、神と共に、神なしに生きるとは?自らの思想形成の途上で決定的影響を受けた3人の先達と対話し、聖書をどう読むか、何を信じるか、いかに生きるかを再検討する。聖書解釈学から死生観に至るまでを平易に論じつつ、原発事故、経済格差、人間軽視の渦巻く現代において、人間の身勝手な「作業仮説としての神」を峻拒する信仰のあり方を問う。