この物語は西洋絵画史に秘された、画家と裸婦、そして“虹”による絵画譚である。
ヴィクトリア期の魔都・倫敦にて、またはヴェルサイユでの陰謀劇に、そして「万能人」との葛藤の中に、“美”の探究者・ラファエロはは何を観るのか?
2巻は、ラファエロ、ミケランジェロ、レオナルド・ダ・ヴィンチというルネッサンス期の大巨匠を始め、ルーベンス、ラ・トゥール、ミレイ、ウォルター・シッカートなど実在の大画家が登場。そして、ルイ15世、ポンパドール女侯爵や、切り裂きジャックという歴史上の有名人まで登場する、絢爛たる絵画譚。