• Author五木寛之 玄侑宗久
  • Publisher角川書店
  • ISBN9784041294420
  • Publish Date2010年3月

息の発見

「いちばんよいのは、音もしなければ、滞りもなく、呼吸していることを忘れている状態です」。日本人は、物質的な恍惚を求めるあまり、息を疎かにしている。たった一回の息が、全身のすみずみまで運搬される。意識を向け、息を調え、吸った息を活かせば、健康や生活を管理することも可能だ。禅僧として長年をかけ、息づかいを体得してきた文学者と、仏教徒である作家が、呼吸による心身のコンディション維持を語り尽くす。

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