戦国史上、最も失敗し挽回した男の物語!!
織田信長の新政権が起こった天正年間の頃。織田家中、羽柴秀吉の下、仙石権兵衛秀久(せんごくごんべえひでひさ)は22歳にして千石の土地を治める武将となり、来るべき武田家との合戦に備え、力を蓄えていた。信長、秀吉ら、時代の英雄たちのすぐそばで、激しい合戦に明け暮れた権兵衛が、肌で感じる”戦国時代のリアル”。それは、驚きと興奮に満ちている!!
織田家は西国へと戦線を拡大、羽柴秀吉による播磨平定戦は容易に完遂されるかと思われた。だが突如、三木城主・別所長治が織田家に反旗を翻し、戦局は一変。決死の籠城を選んだ鉄血の播州人に、秀吉は完全包囲による補給断絶、容赦なき”干殺し”を決行する‥‥!!