本書は、「人間と情報」と題し、「情報」というキーワードから「人間」について概観する。情報の機能的側面を社会的話題と心理的話題を織りまぜて語り、人間とコンピュータのかかわりを通じて、コンピュータが道具としての存在であることを知る。それにより、情報社会で私たちが抱く不安を解消し、人間の主体的な意識を喚び起こすことをねらっている。