なぜ秋葉原はオタクの聖地へと変貌したのか。なぜパソコンマニアは、アニメ絵の美少女を好んだのか。なぜ"趣味"が都市を変える力を持ったのか。秋葉原の急変を多角的に検証し、そこに立ち現れた人格・趣味・場所の革新的な関係を負うオタク論と都市論が交差するクロスオーバー評論。文庫化にあたり、アキバブームとその後の状況論を増補。