白いけがわに赤いちいさなぼうし。胸のまんなかには、音楽をかなでる魔法のねじ。くまのぬいぐるみは、自分のなにもかもがじまんです。「ぼくのなまえは、『さわらないで!』」おみせにいたとき、自分の横にそう書いてあったので、くまはそれが自分のなまえだと思いこんでいました。そして、そのとおり、さわられるのがだいきらいでした-おとなと読むなら2才から、ひとりで読むなら小学生から。