本書は日本の酒が従来説の大陸伝来でなくわが国独自の発生であることを実験的に検証、口噛み酒から吟醸酒までの歩みを跡づける。さらに神の酒から人の酒へと移行するなかでの酒の役割を様々な人生儀礼に考察、酒合戦、酒器等日本の酒造りと飲酒文化の芳醇な香りを伝える。