あたしは都の名門貴族の娘・瑠璃姫、十六歳。現代(=平安時代)ではもう結婚するお年ごろで、とうさまは「早く結婚しろ」とうるさく言うけど、あたしは全然その気なし。だって、現代は一夫多妻制。自分だけを愛してもらえないなんて、嫌だもの!初恋相手・吉野君の思い出を胸に、「一生独身ですごす!」と言ってたのに、ある夜、好きでもない男の人と無理やり結婚させられそうになって…!?