独身で建築家の、ちょっと風変わりなぼくのおじ-カズおじさんが、ある日、黒くて不格好なラジオをくれた。大きなダイヤルと立派なアンテナがついた年代物のやつだ。すっかり夢中になってダイヤルをいじっていると…不思議な物語が聞こえはじめたんだ。妖怪ラジオから流れる珠玉の連作メルヘン・ファンタジー。『理想宮-K氏の一日-』を新たに加え、貴方の琴線に夢を送信する。