カドリア国。ここでは、銀の鳥プラナカーナは魔の使いとされている。アズバドル村の、「聖老」の家で暮らす16歳の少女・シャナ。彼女は幼い頃親と死別し、銀色の狼・リュグドに育てられた-。村に新しい神官が赴任してきた。村人たちは「プラナカーナの化身が来た」と騒ぎ立てていた。新しい神官・イーグは、リュグドと同じ銀色の髪の青年だった!シャナとイーグ、運命の出会い。'98年度ノベル大賞受賞作家、文庫デビュー作。