本書は日本の貝類学界のなかで、もっとも先鋭にしてかつ専門的にその分野を長く追及してきた第一線の研究者が、論文には書けない研究の動機や苦労、個人的な想念、そして自身の研究のPRにとエッセイを書いた。日本のマラコロジー(軟体動物学)の本音をプロにもアマチュアにも伝えるメッセージ。