19世紀半ばのパリ大改造、万博の時代、カルティエ、ルイ・ヴィトンの創業、クチュリエの祖ウォルトの活躍をへて、20世紀ファッションは花開く。ランバン、シャネル、ディオール、そしてサンローランへとクチュリエの歴史は受け継がれ、パリ、ロンドン、ニューヨークを中心に、ファッションはその時々の暮らし、文化、芸術と共鳴しながら常にトレンドを生み続けてきた。ファッションはどこから生まれどこへ向かっていくのか?ファッションの20世紀を俯瞰しながら、カルチャー・アーカイブとしても貴重な一冊である。