「マンガは私にとって、さいしょの愛であったし、おそらくはこのさきも、私がマンガを卒業する日は永遠に来ないであろう」最初に出会ったマンガ、不確かな断片だけが残る幻のマンガ、とっていた雑誌、愛したキャラクターなどなど…。マンガが好きで好きで、かつてマンガ家を夢見た著者が、やがて自分の小説世界を創り出していくまでの愛と輝きにみちた感動と昂奮の青春グラフィティ。