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  • 著者犬村小六
  • 出版社小学館
  • ISBN9784094513967
  • 発行2013年2月

とある飛空士への誓約 2

"疑心暗鬼が七人の友情を切り裂いてゆく。
――空は、墓場だ。
――わたしは人間ではない。戦闘機の一部だ。
かつて「空の王」と呼ばれた父、カルステン・クライシュミットの教え。
その言葉を胸に刻み、一個の鉄塊となったイリアは、今日も灰色の空へ向かい離陸する。


25戦中、24勝1敗。撃墜数33機――。
エアハント士官学校飛空科の「模擬空戦」において、驚異の記録を更新中のイリア・クライシュミットは、「空の一族」の追撃からただ一機帰還し、叙勲までされた士官候補生たち「エリアドールの七人」の中では突出した存在となっていた。
比して、イリアと共にエリアドール飛空艇の操縦を担当した坂上清顕(さかがみ・きよあき)の戦績は、11戦して2勝0敗9引き分け。撃墜数0機。
互いに撃墜王の父を持ちながらも、イリアに実力の差ばかり見せつけられ、悩み、焦る清顕。

――なんのために、ぼくは戦場を飛ぶ?
――なんのために、ぼくはひとを殺す……?


そして、平穏な学園生活の中で懊悩する裏切り者の工作員「ハチドリ」。その正体も明らかに――!?
七人の主人公が織りなす、恋と空戦の物語。激動。

【編集担当からのおすすめ情報】
2011年公開の映画『とある飛空士への追憶』公式サイト。
http://www.hikuushi-tsuioku.com/
「ゲッサン」にて「ひとりぼっちの地球侵略」好評連載中の小川麻衣子先生が描くもうひとつの「追憶」。コミックス全4巻。
http://www.shogakukan.co.jp/yomi/author/author1424"

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