本書は、コンピュータシステムの開発対象となる「業務」についての基礎知識をまとめたものです。ビジネスの現場におけるシステムの開発では、企業の活動を分析・掌握し、それらの実態に合わせた電子化を実現する必要があります。本書では、企業の活動のうち、共通性が高く基礎としてぜひ知っておきたい会計/販売/生産/人事の4分野を取り上げ、詳細な解説を加えました。そして、これらを学ぶための素材として、システム化のベストプラクティスである「パッケージソフトウェア」を利用します。典型的な業務のシステム化に成功したソフトウェアを素材として学ぶことによって、システム化で役立つ「生きた業務の知識」を得ることが可能です。