歳を経た器物は、やがて神錆びて“心"を宿し、付喪神となる。付喪神をあの世に帰すことを生業とする兵馬。その付喪神を家族として愛する、ぼたん。二人と共に暮らす六人の付喪神達。その器物の正体と目的が…ぼたんの秘密が明かされる…。人と物。絆と恋の付喪ノ語り、狭間にたゆたう第二巻。