人と物、狭間に立つのは付喪神。付喪神をあの世に帰す事を生業とする塞眼の青年・兵馬と六人の付喪神に護られ暮らす少女・ぼたん。千年の都・京都で二人は出逢い、理解り合う。その二人に、立ち塞がるは… 兵馬の同族・京都塞眼・門守一族。宿命に翻弄される二人の運命の行方は…。物が宿すは人の心。絆と恋の付喪ノ語り、距離が縮まる第三巻。