図書館資源の利用を担う主要な機能の一つであるレファレンス・サービスは、図書館員による人的援助にその本質が求められる非定型的で、目に見えない要求を多く含んだサービスである。近年ますます多面的な様相を見せ始めた、このレファレンス・サービスについて東京大学大学院教育学研究科出身の13名の研究者が、教育、歴史・理論、実践の三つの面から論及、様々な問題を提起する論文集。