公武の関係から日本政治が、「荘園」から土地問題が見えてくる。平安後期の院政時代から、鎌倉中期の北条時頼の時代ごろまでの複雑な政治ドラマを一新し、社会の基盤であった「荘園」に生きる人びとの動きを捉える。〈受賞情報〉毎日出版文化賞企画部門(第57回)