1891年、ウィリアム・モリスは、ロンドン西郊ハマスミスの地に、印刷所ケルムスコット・プレスを設立し、みずから美しいと信ずる本の製作に着手した。その活動のさなか、モリスが書物芸術を主題として発表した、エッセーおよび講演記録のすべてを収録、初めてその思想と実践の全貌を明らかにした貴重な書。