• Author弘兼憲史
  • Publisher小学館
  • ISBN9784091842657
  • Publish Date1998年3月

黄昏流星群 5

人生の黄昏時、熟年期、老年期の・恋・を弘兼憲史が描く話題作!
▼第1話/同窓会星団1~5▼第2話/パルサーのように1~4
●登場人物/砂川(商社勤務。海外勤務中に妻を交通事故で亡くし、小学生の息子と2人暮らし)、小倉美智子(砂川と高校時代に付き合っていた。夫と離婚し、高校生の息子と2人暮らし)以上、第1話。▼松岡(妻と死別。定年退職し、一人暮らしする老人)、菅原(ひょんなことから松岡と出会う。息子を不幸な事故で亡くすという暗い過去を持つ女性)以上、第2話。
●あらすじ/砂川は、5年間の海外勤務中に妻を交通事故で亡くし、現在、息子と2人暮らし。ある日、今まで一度も出席したことのない高校の同窓会に参加した。彼の前に、高校時代付き合っていた小倉美智子が現れた。2人は同窓会を抜け出す。彼女も夫と離婚し、息子と2人暮らし。話が盛り上がった砂川と美智子は、お酒を飲んだあとホテルに向かうが…(第1話)。▼40年間通い続けた運送会社を定年退職した松岡。自分自身にとっては特別な日であるのに、周囲は普段と変わらない、そして子供たちにもやっかい者あつかいされる…。今日ぐらいはぜいたくしようと思い、高級なメロンを買う。この時にもらった福引き券で、オーストラリア・ペア旅行券を引き当てるが、同行する相手のあてもない松岡は、旅行券を1人分しかもらわなかった。出発日の空港で松岡の前に現れたのは、菅原という女性だった(第2話)。

>> 続きを表示