「これは何だ?」"人間のなれの果て"を狩る戦術魔法士レイオット・スタインバーグ。彼が偶然見つけた死体のようなもの。それは明らかに"魔法"で殺されたヒトだった。魔法を使い過ぎた人間が魔族と化す世界で、無闇に魔法を使うことはそれ自体が自殺行為だというのに…。何らかの魔族犯罪組織の動きを感じ取るレイオット。だかしかし、その裏には警察の対魔族戦闘部隊の影が!?真に狩るべき相手は警察なのか?そして彼を追ってくる過去の因縁。魂の拠り所を求めて、レイオットの孤独な闘いは今日も続く。榊一郎のハードボイルド・アクション・ファンタジー第二弾!「俺はまだ絶望すら満足に出来てはいなかった」。