• Author榊一郎
  • Publisher富士見書房
  • ISBN9784829114070
  • Publish Date2002年1月

オモイデのスミカ / The regretFirst half

それは男にとってちょうど十番目の仕事だった。郊外にあるとても小さな村からの仕事依頼。「いつ私を殺すのですか」血の色の髪と瞳を持つ少女は、村に現れた男にそう言った。少女の紅い瞳と髪は、彼女がヒトで無いことの証。そして、彼女の前に現れた男はヒトでないもの-魔族-を狩る戦術魔法士。生きる意味が分からない少女と生きる価値すら見い出せない男。どこか似ているレイオットとカペルテータの出会いはあまりにも残酷すぎた。そんな二人の出会いもさらなる悲劇の幕開けに過ぎなかったとは、その時の二人には知る由もなかった。その時、二人に何が起きたのか。謎に包まれた過去が今、明かされる。

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    • Borrowed People