「一体誰があんなものを…」若き機械工ジャック・ローランドは呆然として呟く。それは突如としてトリスタン市に屹立する巨大な『柱』だった。それに近づくと殺されてしまう。混乱する市民。やがて複数の柱から発生する光の筋は、ドーム状の結界となって市を閉鎖する。恐慌状態に陥った封鎖都市で、レイオットの還りを待つカペルテータはある決意を固めていた-。時を同じくしてレイオットとフィリシスは、廃墟の街イゾルデで"結社"の盟主オッフェルトリウムと死闘を繰り広げていた。だが、圧倒的な力を前にして、レイオットの拘束度数は残り-二。レイ、カペル、そして人々の運命は?-大人気シリーズ堂々の完結編。