• 著者はしもとみつお よこみぞ邦彦 近藤誠
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091868954
  • 発行2015年4月

医者を見たら死神と思え 1

スーパードクター、神の手に騙されるな!!
啓応大学医学部准教授・真藤隼人は、食道がんの世界で「神の手」と称される凄腕外科医。東京都医師会会長の父・源一郎を後ろ盾に、啓応大学史上最年少教授の座を狙う位置にいた。ところが、隼人の前に、冴えない”万年講師”・来栖真吾が立ちはだかる。来栖は言う。「お前は患者を死に追いやる死神だ・・・」と。続けて、「お前の手術に意味はない、なんなら俺を手術してみろ」と挑発する。焦る隼人は「神の手」のプライドをかけ、がん手術を否定する来栖に立ち向かうものの・・・・・・!?
これまでの医療漫画・ドラマを完全否定する、前代未聞のドクター物語が開幕--!! がん手術と抗がん剤は寿命を縮める!? 長期入院で人格が豹変するせん妄の恐怖とは!? がん手術に付きもののリンパ節郭清に意味はない!? ・・・・・・等々、内容は盛りだくさん。 ぜひご一読を!!
【編集担当からのおすすめ情報】
『患者よ、がんと闘うな』で日本の医療の常識を覆し、数多くの著書・発言を通して日本の医学界と世間を挑発し続ける、医学界の異端児・近藤誠氏全面監修!!
TVドラマやドキュメンタリーには多くのスーパー医師、ゴッドハンド外科医が登場します。もちろんの事、彼らは万能ではありません。しかし、患者とその家族は彼らにすがり、彼らを神の如く信奉します。そして、余分な手術や過剰な抗がん剤治療で生活の質を下げ、結果、早死にしてしまうケースが多々見られます。それでも周囲は、「あの先生でもダメだったんだから・・・」と納得し、医師への疑問を持たずにいるのです。
では、あるべきがん治療とは何か--? 一見過激に見えるタイトルのこの作品を通して、その答えを探していきます。そして、この作品を通して、がん治療を始めとするこの国の”医療のあり方”について、読者の皆様と共に考えて行きたいと思っています。

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