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  • 著者弘兼憲史
  • 出版社小学館
  • ISBN9784091873149
  • 発行2005年7月

黄昏流星群 24

▼第1~3話/同星時代(1~3)●主な登場人物/阿部奈諸次郎(72歳、独身。娘夫婦と共に暮らす)、戸塚幸夫(48歳、妻の実家で義理の父・奈諸次郎と暮らす)●あらすじ/70歳を過ぎた独り身の父親と同居している娘夫婦に、ある日ひとつの心配事が持ち上がった。それはこの父親に40代の愛人がいるらしいとの噂で、話を聞きつけた娘は、夫に父の尾行を頼むことに。愛人関係が事実なら別れさせたいと願う娘だったが、夫は尾行した女性宅で衝撃的現場を目撃してしまい…(第1話)。▼第4~7話/攻撃する運星(1~4)●主な登場人物/笠原哲矢(百貨店勤務の51歳)●あらすじ/南部百貨店新宿店の消費者センターで課長代理を勤める笠原哲矢は、埼玉県に小さなマイホームを買って10年になる51歳。毎日実直に働いているとはいえ、家のローンと娘2人の教育費のために月の小遣いは3万円しかないという、いわゆる“うだつの上がらないサラリーマン”である。しかしある日、銀行のATMで買える宝くじを、妻にも内緒のヘソクリ口座から購入した笠原に、驚くべき転機が訪れ…!?(第4話)▼第8~9話/星夜の贈り物(1~2)●主な登場人物/娘(34歳、独身。父の中華料理店を手伝っている)、父親(59歳。妻に先立たれ、30年間娘と二人で暮らしてきた)●あらすじ/30年前に妻を亡くした頑固一徹な父親と、男手ひとつで育てられた34歳独身の娘。そんな2人が切り盛りする中華料理店「酔龍」には、12月24日の今日、ひとりの客もやって来ない。何の予定があるわけでもないが、無口な父親と客を待つだけのクリスマス・イヴ。退屈だったこれまでの人生と、老いた父親の世話だけが待っているこれからの人生を嘆いた娘は、ふと見上げた夜空に流れ星を見つけて願い事をするのだが…(第8話)。●本巻の特徴/70歳過ぎの父親に恋人が!? 当惑する娘夫婦とその恋人に隠された秘密をスリリングに描く『同星時代』、4億円の宝クジに当たった男の、夜の冒険を描く『攻撃する運星』、クリスマスの夜の不思議な出来事を描く『星夜の贈り物』の全3編を収録。

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