戦死した兄嫁、娶った弟が紡ぐ夫婦恋物語
終戦直後、福岡県八幡の製鉄所で職工として生きる徳馬。
彼の兄・義一が戦死し、遺された妻の万火子と結婚することに…。
兄の嫁として憧れの人であった万火子との生活が始まるが、
まだ彼女の胸の内にある義一の存在は消えていない…!
その影を乗り越えることができるのか、苦悶する徳馬だが、
やがて「当たり前の夫婦」となることができるのか。
日々の暮らしを共にする中で、もどかしさと切なさ、
ピュアな初々しさがあふれる夫婦ラブストーリーが始まります。
【編集担当からのおすすめ情報】
ほとばしる純情! じれったい恋情! ほっこりする抒情!
新進気鋭の藤見よいこ氏が描き出す、甘ずっぱいふたりの姿に胸打たれること間違いなし。とくに『この世界の片隅で』に心つかまれた方は、ぜひご一読ください!