古くて趣のある家が集まり、魅力的な英国の住宅地。一方、高価なシステム・キッチンなどを装備しながら、築二十年を経るとほとんど無価値になる日本の家と無秩序な町並み。この違いは、なにが原因なのか?「家は持った時からが始まり。理想の家は手をかけ時間をかけてでき上がる」という英国独特の考え方を通し、便利さと機能ばかり追い求める日本人の生き方を根本から問い直す。