• Author西村京太郎/著
  • Publisher小学館
  • ISBN9784093883276
  • Publish Date2013年10月

十津川警部 犯人は京阪宇治線に乗った

ロケ中の殺人事件と大臣の死にどんな接点が

同棲中の谷村有子と葛西信は、売れない役者同士。ある日有子は、渋谷で自動車免許証を偶然拾った。それは、今をときめく人気女優新藤美由紀のものだった。免許証に記された新藤美由紀の本名は、おなじ読みで名前が一字違いの「谷村侑子」。 免停中の有子は、その免許証を使って運転し警察に捕まるが、新藤の計らいで、罪に問われることもなく済んだ。さらに、新藤の推薦により有子と葛西の二人に、夫婦役で連続テレビドラマ出演依頼が舞い込み、ロケ地の京都宇治に向かった。しかし、宇治川の清流沿いに走る京阪・宇治線での撮影初日に、有子とドラマスタッフが失踪し、殺害されてしまったのだ。誰が、どうして? 舞台は変わって、東京では大物政治家白石幸次郎が爆殺される。無関係に思われた宇治と東京で起きた連続殺人を結ぶ糸は? 事件は、迷宮のシナリオを演出しようとする犯人の勝利に終わるのか。 十津川の捜査と推理が導き出した犯人とは!?

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