• Author後田亨 大江英樹
  • Publisher小学館
  • ISBN9784093897464
  • Publish Date2014年1月

生命保険の嘘 / 「安心料」はまやかしだ

生命保険の嘘
「オススメ商品はこれです」
「元本確保なので安心です」
「私の父もがんになって……」
「持病があっても入れます」
「中立のFPが無料で相談」
--そんな保険セールストークはすべてワナだった。
保険会社の売り文句や担当者の営業トークは、「行動経済学」を使って消費者を心理的に操っているものと言える。
本書では、保険会社のそうした「手口」や、人間が陥りがちな心理的弱点をわかりやすく明らかにした。
生命保険に加入中の人、加入を検討している人、「保険は安心料だ」と思っている人は必読!
【主な内容】
●第1章 保険会社が狙う「人間の弱点」
・「皆が選ぶ保険」を聞く人は”カモ”
・「オススメ」の保険は営業担当者が儲かる商品 ほか
●第2章 消費者を惑わせる「魔法の売り文句」
・「体験談」を語る営業担当者は要注意!
・「契約件数No.1」「○○で1位」に気をつけろ ほか
●第3章 メディアの「保険情報」を疑え
・なぜメディアは「保険はいらない」と言えないのか ほか
●第4章 「嘘」に惑わされないための4つのステップ
・「ダメな営業担当者」の見分け方 ほか
【編集担当からのおすすめ情報】
目の前に、2軒のラーメン店があるとします。一方には行列ができていて、もう一方は空いている。
多くの人は、行列ができているほうに入りたくなるはずです。
これを行動経済学という学問では「同調伝達」と呼びます。
しかし、混んでいる店が本当に旨いかはわからない。
人間には、判断できる情報がない時に「他の人と同じ行動を取っていれば安心」と思ってしまう”心理的弱点”があるのです。
たくさんのメニューがあるレストランで、
つい「本日のオススメ」から選んでしまう心理も同様です。
脳は多くの情報を処理するのが面倒になる。専門的には「情報負荷による思考停止」という心理的な弱点です。
本当は、原価が安くて利益率が高いメニューが「おススメ」されているだけかもしれないのに……。
人間はこのように、「合理的」でいるつもりでいても、「非合理的」な選択をしてしまうようにできているのです。
「契約者数ナンバーワン!」
「オススメの保険はこれです」
それらも「どの生命保険を選べばいいかわからない」という消費者の心理的な弱点を”悪用”した売り文句と言えます。
保険会社のパンフレットやCM、営業担当者のセールストークは様々な仕掛けであなたに無駄な保険を契約させようと狙っています。
本書ではそれらの「手口」と、すべての人間が陥りがちな「心理の弱点」を明らかにしました。
これを読めば、あなたも強く賢い消費者になれます。

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