生存能力に長けた魚たちの驚きの世界!
約400年生きる、「脊椎動物界のご長寿さん」ニシオンデンザメや、奄美大島沖の海底でミステリーサークルをつくりメスにアピールするアマミホシゾラフグ、口から水を吹き出して昆虫を落とすテッポウウオ……など、遠い海で生きる魚たちのさまざまな生存戦略を紹介。
ウツボそっくりに化けるシモフリタナバタウオや、砂や小石に擬態するカレイ、植物になりきるカミソリウオなど、華麗な変身術を持つ魚は巻頭カラーページで特集。
さらに養殖ウナギはほとんどオスであることや、フナ(ギンブナ)はオスがいなくても出産することなど、身近な魚の知られざる生態についても言及。
人類の英知を超える生命の不思議に驚愕する1冊。
【編集担当からのおすすめ情報】
捕食者から身を守ったり、逆に自らのエサとして狙う生物に気づかれないよう、ある生物が他の生物や無生物(砂や石など)に化けることを「擬態」といいます。魚は擬態の名人です。岩にしか見えないオニカサゴや、枯れ葉のようなリーフ・フィッシュなど、モノクロのページでは伝わりにくい写真を、巻頭のカラーページに載せました。ぜひ、ご覧ください。