• 著者島尾敏雄
  • 出版社新潮社
  • ISBN9784101164052
  • 発行2008年8月

「死の棘」日記

思いやり深い妻が夫の不実の証拠を眼にし、狂気に苛まれ豹変する-。夫婦の絆の行き着く果てを描き、昭和52年の刊行以来読み継がれる小説『死の棘』。本書は、その背景をつぶさに記録した日記である。不安に憑かれ、夜を徹して責める妻、心身共にぎりぎりまで追いつめられ、心中の相談をもちかける夫…。小説よりも凄まじい夫婦の軌跡を記し、深い感動を呼ぶ日記文学の傑作。

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